阿 仁 異 人 館
秋田県北秋田市(旧阿仁町)阿仁銀山
歴史・沿革
 阿仁異人館は明治12(1879)年、明治政府に招聘されたドイツの鉱山技師アドルフ・メッケル等の宿舎として建設された外国人官舎です。建物はルネッサンス風ゴシック建築で建てられ、周囲に廻らされたベランダ、切妻風の屋根、アーチ型の窓等 明治初期に建築された洋式建物として貴重な遺構。もともと2棟建築されましたが、1棟は昭和28(1953)年に焼失、現在 残る1棟は昭和31(1956)年5月に秋田県の有形文化財に、平成2(1990)年3月には国の重要文化財に指定されています。なおメッケル等の離日後、建物は政府高官や鉱山関係者の娯楽施設・迎賓館として利用されました。  (場所はココです)
(写真左上・右上・左) 外観
 
(写真左下) 内部
 
(写真右下) 坑夫の試験石
鉱山の発破作業の際、発破に使う石には無数の穴を掘り、そこに爆薬を詰めて鉱石を爆破したとされます。このため穴掘り技術により坑夫の等級・賃金に格差があったようです。
 
(写真左) ゚
砕いた鉱石を溶鉱炉で溶かして銅と不純物に分類した゚滓(からみかす)。粒状の゚は地区一帯に捨てられ、また角状の゚は家屋の土台や石積に利用されました。
(写真右上) ローダーと鉄鉱車
昭和45(1970)年の鉱山閉山まで使用。
(写真右) 日本最初のレール
明治5(1872)年、新橋ー横浜間に建設された日本最初の鉄道レール。後に払い下げられ、小沢ー水無間の鉄鉱を運搬するための鉄道軌道に利用されました。