峠 野 山 館
山形県鶴岡市(旧温海町)小国字東山
立地・構造
 峠野山館は庄内小国川上流域の右岸、北から南側に張り出した稜線突端(比高220m)に築かれた山城です。規模は東西80m×南北150mほど、北側の稜線続きを堀切で遮断して城域を完結させた小規模な城砦です。城縄張りは山頂ピーク部を加工した主郭と主郭の南ー南西側に腰郭を付随させたシンプルな構造になっています。主郭の規模は東西10m×50mほど、北端に櫓台と思われる土壇が築かれています。なお峠野山館の南方2.2kmに小国城が、南東方1.5kmに神馬沢館が、北西方2mに槇代館があり、互いに連繋していたと思われます。

 築城時期・築城主体ともに不明。通説では小国城の支城として取り立てられ、天文ー天正年間(1532−92年)には小国因幡守の家老が城代をつとめたと伝えられます。
歴史・沿革
峠野山館 北西側からの遠景
メモ
小国城の支城
形態
山城
別名
・・・・・・・・・
遺構
郭(平場)・櫓台?・堀祉
場所
場所はココです
駐車場
農道先に空地あり
訪城日
平成29(2017)年4月27日
峠野山館は庄内小国川の北岸、南側に張り出した稜線突端に築かれた山城です。(写真左上ー北西側の峠ノ山地区からの遠景) でっ、地形図によると館祉の北側は耕作地になっているようで、そこまで農道があるようです。っということで 管理人は峠ノ山集落西端の「峠ノ山集落センター」からアプローチしました。(写真右上) 農道はしばらく舗装道路でしたが、右折して未舗装農道に入ります。(写真左) でっ、未舗装農道を約1kmほど進むと耕作放棄地に辿り着きます。(写真左下) 管理人はここから南側に張り出した尾根を辿って館祉を目指しました。(写真右下)
『山形県中世城館祉調査報告書』によると尾根筋には3条の堀切祉が確認できるようですが、確認できたのは館に隣接した堀切のみ。(写真左上・右) 規模は幅5−6m・深さ3mほど。でっ、たどり着いた主郭は東西10m×南北50mほど(写真左下・右下)、北端には5−6m四方・高さ1mの土壇(櫓台?)が築かれています。主郭の南側には腰郭が、南西側下にも腰郭が設けられ、大手筋はこの方向にあったのでしょう。なお館祉からは小国城・神馬沢館方向が眺望できます。
(写真左上) 北端の土壇(櫓台?)
 
(写真右上) 南側下の郭
 
(写真左) 南西側下の郭