小豆沢館
秋田県鹿角市(旧八幡平村)八幡平字小豆沢
立地・構造
 小豆沢館は鹿角盆地の中央東端、米代川右岸の丘陵上(比高40m)に築かれた平山城です。城の規模は推定東西450m×南北120mほど、城縄張りは東西に延びた段丘を堀や沢で区画した連郭式縄張りが採用され、東端の下館が主郭に想定されます。下館の規模は東西30m×南北80mほど、基本的には築城当初の下館を中心に西方向に城域を拡張したものと推測されます。同地は二戸・岩手郡からの基幹街道が鹿角盆地に入る谷口に位置しており、在地領主の日常居館とともに軍事的な性格・兵の駐屯所的な性格をもっていたものと思われます。 
 築城時期は不明。『鹿角由来集』には「一、小豆沢村 小豆沢駿河守領知 本名秋元也 館有」と記されており、鎌倉中期に鹿角に入部した「鹿角四頭」秋元氏の庶流が小豆沢に分知されて小豆沢館を築いたと推測されます。小豆沢氏の詳細な事績は不明。 
歴史・沿革
小豆沢館  下館東側の堀祉
メモ
 「鹿角四頭」秋元氏の庶流
小豆沢氏の館城
形態
平山城
別名
・・・・・・・・・
遺構
郭(平場)・堀祉
場所
場所はココです
駐車場
小豆沢児童館の駐車場借用
訪城日
平成19(2007)年5月22日
小豆沢館は米代川東岸の段丘上に築かれた平山城で、現在 城域の大部分は小豆沢集落に包括されています。(写真左上ー西側からの遠景) でっ、城域は東西に長く広がっていて、東端の平場が主郭に想定される下館になります。(写真右上) 下館の規模は東西30m×南北80mほど、現在 内部は更地になっていて、西側には鹿角盆地の中央部が一望にできます。(写真左) でっ、東・北・西側は堀で仕切っていたと思われ、堀の痕跡が残っています。(写真左下ー西側の堀祉 写真右下ー東側の堀祉)
小豆沢館の縄張りは下館から西側に6−7郭敷設したもので、ま〜〜〜、徐々に拡張整備したものなのでしょう。でっ、下館の西側の郭は名称不明で規模は東西80mほど。(写真左上) この郭の西側には新座館が敷設され、両郭は幅10−15mの堀で分断されています。(写真右上) 新座館の規模は東西80mほど(写真右)、南東端には八坂神社が祀られています。(写真左下) 新座館の西側も沢を利用した堀で仕切られ(写真右下)、さらに郭があるようですが、このあたりから改変が酷く遺構は不明瞭になっています。