根城館
秋田県由利本荘市(旧東由利町)東由利宿
立地・構造
 根城館は石沢川が大きく蛇行し、半島状に南側に張り出した南北に細長い丘陵上(比高30m)に築かれた平山城です。城の規模は推定東西200m×南北300mほど、城縄張りは南北に延びた稜線を加工した本郭を中心に、西側斜面を不規則な段郭群に加工した単調な構造になっています。本郭の規模は東西40−60m×南北230mほど、西郭群は上3段が幅15−20m、最下段が東西80m×南北60mほど、3−4mの段差で仕切られています。また南側は堀切を利用して防御ラインを構築していたようですが遺構は消滅、開墾の際 建設されたと思われる2段の段郭になっています。同地は由利から横手に繋がる本荘街道の要衝地、城
根城館概念図
は狭隘地形を通る本荘街道を塞ぐ要害地形に築かれており、軍事的な性格をもった城館と推測されます。なお現在、館の北側にはバイパスが建設されていますが、これは館祉を削って建設されたもののようです。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。下村館の支城、下村領西端の「境目の城」と推測されます。『奥羽永慶軍記』によると天正10(1582)年、下村彦次郎は由利郡に侵攻した庄内尾浦城主武藤義氏の別働隊を根城館で撃退したと伝えられます。文禄年間(1592−96年)、下村氏の没落により廃城になったと思われます。『下村古来物語』には屋敷数13軒(間)と記されています。
歴史・沿革
根城館 西側からの近景
メモ
由利十二頭 下村氏の支城
形態
平山城
別名
・・・・・・・・
遺構
郭(平場)
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成16(2004)年4月17日
根城館は狭隘地形を蛇行しながら西流する石沢川の右岸、北から南側に張り出した丘陵上に築かれた平山城で、石沢川を自然の濠とした要害地形に位置します。(写真左上ー北西側からの遠景 写真右上ー西側からの近景) でっ、館の北側を東西に縦貫するように国道107号が建設され、北東側の城址標柱から内部に入ることができます。(写真左) ちなみに107号の北側に丘陵を巻くように旧道が残っており、107号のある部分も往時は城域に入るのでしょう。
本郭(写真左下・右下)
規模は東西40−60m×南北230mほど、内部は耕作地になっています。東側縁部には土塁らしきものも見られますが、往時の遺構かは不明。
(写真左上) 本郭の東側は高さ30m以上の断崖で仕切られています。
(写真右上・右) 本郭の西側はもともと緩斜面だったらしく、3−5mの段差で区画された不規則な段郭群に加工されていたのでしょう。開墾のために段を刻んだとは考えられず、ま〜〜〜 往時の郭を利用したと思われます。規模は上3段が幅15−20m、最下段は東西80m×南北60mほど。
(写真左下) 南側は2段の段郭群に加工されていますが、往時 ここには堀切が設けられていたようなので、ま〜〜〜 開墾した際 加工されたものなのでしょう。
(写真右下) 本郭から石沢川下流方向を望む。