館ノ沢城
秋田県大仙市(旧協和町)協和上淀川
立地・構造
 館ノ沢城は淀川の北岸、北から南東方向に延びた細長い舌状台地先端(比高20m)に築かれた平山城で、東・西側は断崖で、北側の丘陵基部を二重堀で分断して城域を区画しています。城の規模は東西50m×南北160mほど、城縄張りは堀で仕切った南北の3郭が連なるシンプルな連郭式縄張りで構築されています。規模は主郭が東西40m×南北40m、二の郭・三の郭がともに東西50m×南北40mほど。同地は雄物川の支流淀川に沿って角館に繋がる狭隘地形に位置しており、交通の要衝を扼す軍事的な性格の城砦と思われます。
歴史・沿革
 築城時期・築城主体・城主ともに不明。戦国期には角館城主戸沢氏に取り立てられ、荒川城淀川城を結ぶ「繋ぎの城」として機能したと推測されます。
館ノ沢城  主郭・二の郭間の堀
メモ
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形態
平山城
別名
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遺構
郭・土塁・堀
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成20(2008)年6月4日
館ノ沢城は南東方向に延びた細長い舌状台地先端に位置し、丘陵基部は幅7−8m・深さ7−8mの二重堀(写真右上)で分断され、西側は淀川に面した断崖、東側は深く切り込んだ沢(写真左上)を濠として城域を区画しています。二重堀は西から東側に延びる途中で分岐し二重堀となっています。
二の郭(写真左)
規模は東西50m×南北40mほど、内部は見通しが利かないほど荒れ、東側は車道建設で改変されています。北側には空堀で仕切られた同規模の三の郭があり堀で遮断され(写真左下)、南側の主郭とは幅10m・深さ6−7mほどの見事な薬研堀で切られています。(写真右下)
主郭(写真左上)
規模は東西40m×南北40mほど、北側縁部には低めの土塁が築かれ(写真右上)、西側は淀川に面した高さ20mの断崖になっています。主郭部分は蛇行して西流する淀川に突き出すように築かれており、上・下流両方向を眺望できます。(実際は雑木が多く眺望できません)