大巻館
秋田県大仙市(旧南外村)南外金屋
立地・構造
 大巻館は楢岡川の中流域、楢岡川が大きく蛇行して形成された半島状地形に築かれた平城です。城の規模は東西150m×南北100mほど、北・南側は楢岡川に面した断崖、東・西側を土塁と堀で画した単郭の歪んだ方形館と推測されています。現在、内部は耕作地・民家敷地になっていて、遺構の大部分は消滅していますが、東側の堀祉の痕跡のみ かすかに確認できます。基本的には村落領主の開発拠点として築かれた日常居館と思われます。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。菅江真澄の『月の出羽路』では『奥羽永慶軍記』に記された羽川小太郎義稙が夜盗に押し入った大友の領主の館を大巻館に
比定しています。戦国期には楢岡氏の支配下にあった城館と思われます。
歴史・沿革
大巻館 「大巻土堤古柵跡」の標柱
メモ
・・・・・・・・・
形態
平城
別名
大巻土堤古柵
遺構
郭(平場)・堀祉
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成25(2013)年5月8日
大巻館は金屋地区東側の楢岡川に面した断崖上に築かれた平城です。(写真左上ー西側からの遠景) でっ、館は北・南側を楢岡川に面した断崖、東・西側を人工的な堀で画した単郭の平城と想定されています。(写真右上ー東側の堀祉か? 写真左ー南側の塁線) がっ、遺構の大部分は消滅し現在、内部は民家・耕作地になっていて(写真左下)、南西端に熊野神社が祀られています。(写真右下) 同地は楢岡川の中流域、狭いながら沖積平野の中心部に位置しており、在地から発生した開発領主の居館として築かれたものと思われます。