平城館
秋田県湯沢市(旧雄勝町)桑ヶ崎平城
立地・構造
 平城館は湯沢盆地の南部、雄物川東岸の平城地区背後の丘陵ピーク(標高200m 比高70m)に築かれた単郭?の平山城です。城の規模は推定東西70−80m×南北130−140mほど。東側は急斜面で区画され、北・西・南側は高さ1−2mの段差で区画された段郭群に加工されています。(内部は自然地形のように削平はよくありません) また尾根続きの北・南側には堀切等の施設は見られず、本当に城郭遺構なのか・・・・・・・・・。(林道建設で消滅か?) 郭は単郭ながら比較的規模は大きく、「ムラシロ」的な性格も想定できるようです。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。菅江真澄の『雪の出羽路』の「桑ヶ埼郷平城村」の項には「松田とて松の生いたる田面に、古城の跡ありて鵜沼別当某の城なり・・・・・・・・」と記され、平城村に平城(鵜沼城)の存在をにおわせています。また一説には鎌倉中期に雄勝郡に入部した小野寺氏に同道した小野寺譜代の姉崎氏を鵜沼城主とする説もあるようです。平城館はこの鵜沼城(平城)に関連した「詰の城」として築かれたと想定されます。同城の周囲には小野城御返事城・相川城等が至近距離にあり、戦国期には小野寺氏領の南縁を守備する城砦群として整備されたと思われます。
歴史・沿革
平城館 西側からの遠景
メモ
鵜沼城の「詰の城」?
形態
平山城
別名
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遺構
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場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成20(2008)年11月26日
平城館は高松川左岸の北西方向に延びた丘陵ピークに築かれた平山城です。(写真左上ー小野城から) 史書等に名前は出ていませんが、地元では「館」と呼んでいるようです。城へは西麓の桐善寺の墓地から丘陵先端の神社(名称不明)まで参道を登り、あとは尾根伝いに進むのみ。(写真右下) なお西麓からは鵜沼城が確認され、平城館は鵜沼城の「詰の城」とされます。(写真右上 鵜沼城は現在、埋め戻され耕作地になっています)
桐善寺(写真左)
小野小町の館(桐ノ木田館)から寛永年間に移された古刹。小町を慕い小野に下向した深草少将の供養塔があります。
山頂部は雪と藪に覆われているものの削平の甘い平坦地が確認でき、規模は全体でおおよそ東西70−80m×南北130−140mほど。東側は急斜面、北・西・南側は数段の段郭群で処理されているようです。(写真左上) でっ、南側稜線には堀切が想定されるのですが・・・・・・・・・・、見られず。(写真右上) 本当に城郭遺構なのか?・・・・・・・・・・。現在、館の西から南側側面には林道が通っています。(写真右)