松山城
秋田県大仙市(旧大曲市)花館字蟹沢
立地・構造
 松山城は仙北平野の中央西部、雄物川左岸の丘陵突端(比高70m)に築かれた丘城です。城の規模は東西200m×南北250mほど、内部は大きくは馬場と呼ばれる沢で仕切られた南北の並郭構造になっています。主郭に想定される北側の郭は東西110m×南北25−30mほど、西側の丘陵続きを二重堀で断ち切り、内堀は主郭の北側をカバーする横堀になっています。二の郭は東西150m×南北25−30mほど(?)、現在は公園施設が建てられ相当改変されているため遺構等は不詳。大手導線は南麓から二の郭に繋がるルートと想定されています。

 築城時期・築城主体・城主ともに不明。一説には「前九年の役」(1051−62年)の頃、安倍貞任・宗任が拠したとも。現在、残る遺構から戦国期まで使用されていたと思われます。

松山城 概念図
歴史・沿革
松山城 主郭北側の横堀
メモ
・・・・・・・・・
形態
丘城
別名
鶴羽形城
遺構
郭(平場)・土塁・堀
場所
場所はココです
駐車場
姫神公園の駐車場借用
訪城日
平成24(2012)年6月2日
松山城は大曲市街地の北西部、雄物川西岸の丘陵突端に築かれた丘城です。(東側からの遠景) でっ、城址は現在 姫神公園として整備され、二の郭に想定される姫神公園センターハウスまで車道が敷設されています。(写真右上) でっ、二の郭部分は公園整備等により大規模に改変されているため明確な遺構は見られず(写真左)、規模は東西150m×南北25−30mほどか。とりあえず ここに史跡標柱が建てられています。(写真左下) また二の郭からは仙北平野が一望にできます。(写真右下) なお北側の主郭とは「馬場」と呼ばれる沢状の鞍部で区画されています。
(写真左上) 「馬場」
主郭へは「馬場」からも登ることができますが、管理人は西側の車道からアプローチしました。(写真右上ー「菅江真澄の道」の標柱あり) でっ、ここから進むとすぐに松山城唯一の遺構と思われる二重堀が現れます。(写真右) 規模は外堀が幅4−5m・深さ2m、内堀が幅5−6m・深さ3−4mほど。(写真左下ー外堀 写真右下ー内堀) 内堀・外堀ともに南側斜面では長大な竪堀になっていて、内堀のみ主郭の北側に廻り込む横堀に変化します。
(写真左上) 主郭北側の横堀 
(写真右上) 南側斜面の二重竪堀
主郭(写真左) 
二の郭同様、こちらも相当 改変されているため、どこまでが往時の遺構かは不詳。現在、見られる規模は東西110m×南北25−30mほど、北西端が櫓台状に高くなっていて、東側には4−5m切り落として腰郭が1段 敷設されています。(写真右下) また南側下にも幅2−3mの帯郭が敷設されています。なお中央部には平和観音が建てられています。(写真左下)
 
(写真右) 南側斜面の帯郭