四十二館
秋田県大仙市(旧大曲市)大曲糠塚
立地・構造
 四十二館は仙北平野中央西側の雄物川・横手川・上総川に挟まれた低湿地帯の微高地(比高5m前後)に築かれた平城で、複雑に入り組んだ濠で囲郭された郭群からなります。館中央が主郭で四周は水濠(内濠)で囲まれ、西側に御蔵・鍛冶屋敷を含む副郭的な広大な郭が配置されています。南側には内馬場・外馬場と呼ばれる低い段差で区画された細長い郭が配置され、周囲は外濠と推測される水濠で囲郭されています。大手は東側に想定されています。現在、館祉は大分が耕作地に改変されていますが、郭間の段差、濠祉と思われる窪地が確認できます。
現地案内図
歴史・沿革
 築城時期・館主ともに不明。「清原武則の居城」説(飯村稷山『仙北郡案内』)、「後三年の役沼の柵」説(喜田貞吉)等の古代城柵説がありますが基本的には中世の居館と推測されます。
四十二館  近景
メモ
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形態
平城
別名
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遺構
郭・濠
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成19(2007)年7月11日
西側の濠祉
往時は水濠と水濠に挟まれた湿地帯だったと考えられます。実質的な外濠と考えられます。
内馬場・外馬場
主郭・副郭の南側に位置する郭で、高さ1−1.5mの段差で内馬場(写真左下)・外馬場(写真右下)に区画されます。内部は水田に転用されていますが、段差はあきらかに確認できます。東西250m×南北60m。
南側の濠祉
内馬場・外馬場南側の濠で幅7−8mほどあります。実質的な外濠と考えられます。
主郭南側の濠祉
主郭・内馬場間の濠祉で幅10m以上あります。実質的な内濠と考えられます。
主郭
四十二館の中央に位置し、周囲は不規則な水濠で囲郭されています。北側には鞍浮沼(写真右)と呼ばれる沼があり、主郭は湿地帯に浮かぶ小島だったと思われます。現在も周囲はズブズブとぬかるんでいます。東西50m×南北30m。