蒲田館
秋田県由利本荘市(旧由利町)東鮎川字蒲田
立地・構造  蒲田館は鮎川右岸の丘陵ピーク(標高100m 比高80m)に位置する山城で、主郭から北西側に延びる尾根と主郭北・南側に郭を配置した単郭の城郭です。蒲田館の東方には鮎川氏の「詰の城」山崎館がありますが、蒲田館は山崎館の西方を守備する要害と考えられます。管理人は今回両館を訪城しましたが、両館は密接に結びついていたように感じられました。つまり、蒲田集落にあったと推定される「根小屋」(鮎川氏館)、その背後の「要害」(蒲田館)、「詰の城」(山崎館)と三館が密接に連繋していたように思われます。
歴史・沿革  築城時期は不明。天正年間(1573−92)の館主は由利十二頭鮎川氏の被官淵名豊前守卜春斎とされます。淵名氏は室町期にこの地に入部した小笠原氏族とされますが、由利十二頭鮎川氏に属したという以外は事績は不明です。
蒲田館  遠景
メモ 由利十二頭鮎川氏の本城
山崎館を守備する「要害」
形態
山城
別名
 ・・・・・・
遺構
郭・土塁・井戸祉?
場所 場所はココです
蒲田地区背後の丘陵
駐車場
路上駐車
訪城日
平成19(2007)年1月25日
蒲田館遠景
西側から蒲田館を見たところ。が蒲田館で北側からの尾根道(→破線)が大手筋と想定されます。管理人はこのコースで攻城しました。
八幡神社参道
蒲田館の大手口と考えられます。ここから20mほど上がると、八幡神社があります。
八幡神社
ここは蒲田館北端の郭と考えられ、物見だったと推測されます。縁部にはかすかに土塁(写真右)も確認できます。
北西側尾根筋の郭
蒲田館の北西尾根には段差は3−4mほどの、3−4段の細長い郭が配置されていたようです。
主郭北側下の段郭
主郭北側下には段差2−3mで3−4段の帯状(幅1.5−2m)の郭が巻かれています
主郭南側
主郭南側は10m前後の切岸で削崖され、下には2−3段の帯状の郭が配置されています。さらに南西側の小尾根も小郭で処理されています。
腰郭
主郭の北側には北西・北東側下に腰郭が配置されています。写真は北東側の腰郭から主郭方向を見たところです。主郭とは3−4mの切岸で区画されています。
主郭
東西70m×南北40m。蒲田館内で唯一、兵の駐屯能力があります。北東端には円形の穴がありますが、井戸跡(写真右)、あるいは中央部に岩盤があることから祭祀施設なのかもしれません。
切岸
写真は主郭北東隅の切岸で、高さは7−8mほどあります。ここから一度鞍部におり、山崎館方向に痩尾根で繋がっています。
山崎館