瑞 光 寺
秋田県由利本荘市(旧由利町)町村字木戸口
歴史・沿革
 旧由利町町村にある曹洞宗の寺院。創建時期は不明。古くは「由利の三ヶ寺」のひとつに数えられた古刹で、大同年間(806−810年)には空海上人がここで杖をつき、将軍塚のそばに仮屋を建て、嘉祥年間(848−851年)には慈覚大師が千日間 逗留したと伝えられます。また正中年間(1324−26年)、由利氏と鳥海氏の抗争が激化すると瑞光寺は鳥海方の陣所に取り立てられ、乱中に戦火で焼かれ、このため寺宝・什器・史料等は消失したとされます。その後、瑞光寺は明応元(1492)年 加賀大乗寺十四世明峰素哲上人により開創され、戦国期には蒲田館主淵名氏の祈願所と伝えられます。なお境内背後の丘陵上には天平年間(729−49年)、唐から使節として遣わされた万箇将軍の墓があります。   (場所はココです)
山門(写真左上・右上)
上部に鐘楼堂を設けた珍しい楼門。建物自体は新しいものなのでしょう。
本堂(写真左)
万箇将軍の墓(写真左下)
天平年間(729−49年)、唐からの使節として日本に派遣された万箇将軍は日本海で暴風雨にあって由利海岸に漂着し、瑞光寺に辿り着きましたが、じきにこの地で死去したと伝えられます。
瑞光寺から鮎川を挟んだ東方500mには瑞光寺を祈願所とした淵名氏の蒲田館があり、その背後には淵名氏が与力した「由利十二頭」鮎川氏の山崎館があります。(写真右下)