「旧田辺邸」は明治中期、赤泊出身の素封家 田辺九郎平により建築された望楼付の洋風建築物です。九郎平は江戸末期、蝦夷地江差に渡り奉公先で蓄えた資金をもとにニシン漁への投資、貸金業等を行って財をなし、明治19(1886)年に帰島しました。帰島後、九郎平は農業をおこなう傍らで公益事業を開始し、同20(1887)年には自費で赤泊港の改修工事をおこなっています。なお赤泊港は中世以来の湊町で、江戸期
佐渡金山が開発されると本土から佐渡への最短の渡海地として栄え、赤泊御番所が置かれていました。(場所はココです) |
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