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小友館は秋田平野の北東縁、通称 館山(標高193m 比高160m)に築かれた山城です。規模は推定 東西200m×南北150mほど、城縄張りは館山の南側斜面に切り込み 郭を東西に繋げた連郭構造と推測され、各郭間は堀で区画されていたと思われます |

小友館 概念図 |
。規模は中郭が東西15m×南北30m、西郭が東西40m×南北50mほど。同地は平野部から相当 距離のある山城ですが、秋田平野を一望にできる高所に位置します。
築城時期・築城主体ともに不明。一説に南北朝期頃、この地を領有していた安倍氏により築かれたとも。永享6(1434)年頃の館主として安倍久末の名が伝えられ、名字から湊安東氏の一族と推測されます。 |