石 舞 台 古 墳
奈良県高市郡明日香村島庄
 「石舞台古墳」は奈良県明日香村に存在する古墳時代末期(6世紀末ー7世紀)に構築されたと推測される日本最大級の方墳祉です。規模は周濠・外堤を含めて一辺80m(墳丘部分は一辺50mほど)、墳丘部分の下部には花崗岩の張石が並べられています。南西方向に開いた両袖式の横穴式石室は長さ 約8m×幅 約3.5m×高さ 約5mほど。玄室は約30数個(総重量 約2300トン)の花崗岩で石組されたもので、内部には排水施設も設けられていました。元々あったと思われる墳丘部分の封土(盛土)が排除され、横穴式石室が露呈していて巨大な天井石が舞台に見えることから、古くから「石舞
台」と呼ばれていました。被葬者は飛鳥時代の有力者 蘇我大臣馬子(?-626年)と推測されています。昭和27(1952)年、国の特別史跡に指定。(場所はココです)
近景 
周濠 
玄室の石組 
玄室の石組 
(左下) 玄室の入口 
(右下) 玄室の内部 
石棺(レプリカ) 
ー 動画 石舞台を歩く ー