素 波 里 神 社
秋田県山本郡藤里町粕毛字岩合
 創建時期は不明。伝承によると慈覚大師円仁が自作の不動明王をこの地に祀ったのが初源とも。また『粕毛村神社書上』によると「開基は奥州錦戸殿」(正治二(1200)年死去)とあり、鎌倉初期頃の開基か?。御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)素盞嗚神(すさのうのかみ)、御神体は不動明王立像。古くは「岩切沢不動堂」「青黒山 峰大寺」と称していましたが明治初年の神仏分離により素波里神社に改称。記録によると社殿の創建は元禄15(1702)年がもっとも古く、その後 文化10(1813)年、藤琴村の市川孫兵衛が新築して寄進、弘化3(1846)年、昭和13(1938)年に再建されています。(場所はココです)
素波里神社社殿
素波里神社境内
菅江真澄 歌碑 
享和2(1802)年、この地を訪れた菅江真澄の歌碑
「山ふかき 滝のかげみち 行く人の ぬれて涼しく 麻のさごろも」
素波里ダム 
昭和45(1970)年、洪水調整・灌漑・発電を目的として竣工した多目的ダム。素波里神社の東方200mに位置し、このダムの建設により神社周辺の視環境は変化したとされます。
素波里湖