白 瀑 神 社
秋田県山本郡八峰町(旧八森町)八森字上滝の上
 白瀑神社は仁寿3(853)年、慈覚大師円仁が奥州巡礼の際、この地に立ち寄り 滝の上に手彫りの不動尊を安置したのが初源とされます。その後、同地は修験道の聖地・霊場として栄え、近世には久保田藩主 佐竹氏の崇拝を受けていました。御祭神は火産霊神(ほむすびのかみ)埴山姫神(はにやまひめ)天照皇大神(あまてらすおおかみ)建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、大山積蛭子神・羽黒大神。享和元(1801)年、同地を訪れた菅江真澄は『雪の陸奥 雪の出羽路』の中で「〜〜〜 落来る滝の頭に小祠あり、又紫銅の不動あり。朽木のごときもの立り、これなん、そのむかし円仁の作りたまふをここにをさめたりしとぞ。ふりつもる雪より雪のおち来かと滝ついはなみかかるはげしさ 〜〜〜」と記しています。(場所はココです)
参道 
 拝殿 
 白瀑 
高さ17m。毎年8月1日に行われる例大祭では男衆が担ぐ神輿が滝壺の中を練り歩きます。(「神輿の滝浴び」