森 合 館 ・ わ か さ 館
秋田県大館市(旧比内町)比内町大葛字森合下家下、上森合、森合
立地・構造
 森合館は犀川中流域の中山間地、右岸の南東方向に張り出した稜線突端(比高30m)に築かれた平山城です。規模は推定 東西100m×南北150mほど、北側の稜線続きを堀で仕切って城域を独立させていたと思われます。なお森合館の東方に東砦が、西方に西砦が、また南西方にわかさ館が設けられ、四城砦で鹿角に繋がる大葛越と犀川を塞ぐ構造になっています。
 築城時期・築城主体ともに不明。館主は『浅利與市侍分限』に記された大葛の領主 佐藤氏と推測されます。
歴史・沿革
森合館 南東側からの遠景
メモ
比内・鹿角の「境目の城」か?
形態
平山城
別名
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遺構
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場所
森合館 場所はココです
わかさ館 場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
令和4(2022)年5月16日
森合館は犀川の中流域、森合地区北西方の丘陵上に築かれた平山城です。(写真左上ー南東側からの遠景) でっ、館は丘陵基部を堀で遮断していたと思われますが未確認。なお森合館の南東300mに東砦が、西方300mに森合館の支城と思われる西砦が設けられていました。(写真右上ー東砦 写真右下ー西砦) 同地は鹿角から比内に繋がる大葛越が通る街道の要衝に位置しており、森合館は街道筋を監視・防御する城砦として築かれたと思われます。
わかさ館(写真右) 森合館の南西400mの独立丘陵上に築かれた丘城。規模は推定 東西50m×南北90mほど、東砦とともに犀川を扼する高所に位置します。未訪城のため詳細不明。