善 福 寺 の 貞 和 碑
秋田県横手市(旧平鹿町)平鹿町醍醐字寺ノ後
 貞和三(1347)年碑」は樋ノ口の善福寺境内に安置されている安山岩の自然石を利用した供養碑です。規模は高さ 58cm×幅 27cm×厚さ 23cm。碑文は上部に阿弥陀如来(キリーク)の種子が刻まれ、その下に「貞和三年亥丁五月八日」、左側に「成阿敬白」と記されています。「貞和碑」の特徴は北朝暦を使用していることから石碑の開基当時、この地が北朝方の勢力下にあったということ。また特定の人物をささず、「阿弥陀仏」「成る」というすべての亡者供養を祈念して建立されていること。(場所はココです)
『平鹿町史』の所収図⇒
貞和碑 
貞和碑 
善福寺本堂 
正式名称は「報恩山 善福寺」、曹洞宗寺院で相模国小田原の海蔵寺の末寺として樋ノ口の領主により開基されたと伝えられます。