上 見 坂 堡 塁
長崎県対馬市(旧厳原町)厳原町北里(上見坂公園)
 「上見坂堡塁」は明治34(1899)年8月に工事を開始し、翌35(1900)年11月に竣工した日本帝国陸軍の軍事施設です。堡塁は対馬西岸の小茂田浜方向からの敵の侵攻に備えたもので、対馬東岸の厳原や美津島町鶏知の対馬要塞指令部、根緒砲台の背面を守備する目的で構築されました。砲台には9cmのカノン砲 四門が配備され、戦後は国際無線用動力の発電機が置かれていました。現在は砲座のほか兵舎、砲兵詰所等の施設祉が残存しています。(場所はココです)
砲兵詰所 
砲兵の野外詰所、仮眠所だったようです。
兵舎 
通常は火砲四門の格納庫、弾薬庫で使用され、火砲を砲台に据えた時は砲兵要員の仮眠所として利用されました。
砲座 
カノン砲には車輪が付けられており、その都度 砲座側面のスロープから砲座に押し上げていたようです。
砲座