国 分 寺
長崎県対馬市(旧厳原町)厳原町天道茂
 正式名称は「天徳山 国分寺」。宗派は曹洞宗、御本尊は釈迦如来。もともと天平13(741)年、聖武天皇の詔により日本各地に創建された国分寺(島分寺)を前身寺院とします。その後 文明年間(1469-1487年)、島主 宗刑部少輔貞国の弟 甫庵崇睦により「国分寺」として再建されましたが、寛文5(1665)年 金石城拡張のため伽藍は日吉に移転され、さらに天和3(1683)年 現在地に移築されました。享保17(1732)年の「府中大火」により伽藍は焼失するものの、その後 再建。寛保2(1742)年、山号を「福利山」から「天徳山」に改号。なお正徳元(1711)年、享保4(1719)年、寛延元(1748)年、明和元(1764)年、文化8(1811)年の「朝鮮通信使」来島の際には「国分寺」が使節団の客館として使用されました。(場所はココです)
山門 
文化4(1807)年、幕府からの下賜金により新築された八脚門。対馬市の有形文化財に指定。
山門 
鐘楼 
本堂