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天神多久頭魂神社 |
長崎県対馬市(旧上県町)上県町佐護洲崎西里 |
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天神多久頭魂神社は延長五(927)年の『延喜式 神名帳』に「対馬嶋上県郡 天神多久頭多麻命神社」と記された「式内社」に比定されている古社です。祭神は多久頭魂命、天道大菩薩、創建時期は不明。『日本三大実録』の貞観十二(870)年三月五日の条には従五位上の授位の記載が見られます。境内に社殿はなく、東・南側に面した鳥居で磐境をつくり、結界にしていたものと思われます。対馬の「天道信仰」は太陽の子を天神として奉斎する原始的な「太陽信仰」と理解され、天神多久頭魂神社の場合、背後の山(天道山)をご神体とし、山麓に拝殿(遥拝所、祭壇)を設けた祭祀形態になっています。(場所はココです) |
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