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善根城は鯖石川の右岸、善根地区背後の八石丘陵の支尾根ピークに築かれた山城です。(写真左上ー西側からの遠景 写真右上ー北西側からの遠景) でっ、城へは数ヶ所から八石山ハイキングコースが整備され、管理人は北西麓の不動滝近くからアプローチし、とりあえず標高272mの小ピークを目指しました。(写真左ー登り口
写真左下ー登山道) でっ、辿り着いた小ピークは八石小城と呼ばれる前衛陣地だったようで、もともと大手導線を監視した小砦があったのでしょう。(写真右下) |
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八石小城からさらに比高差130mを登ったあたりから本格的な城域になります。最初に現れるのが竪堀で狭められたスロープ状の土橋で(写真左上)、ここを登り切ると馬隠場の木戸口に辿り着きます。(写真右上) 馬隠場は北ー西縁に土塁を設けた方形郭のようですが、藪が酷く形状は不詳。馬隠場から主郭方向にはさらに数段の段郭群が敷設され、導線を防御する構造になってます。(写真右) でっ、最後は横堀にかけられた土橋で主郭に繋がっています。(写真左下) 横堀の規模は幅7−8mほど、主郭側は高い切岸が確保されています。(写真右下) |
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土橋を渡った後、導線は主郭の側面から土塁で区画された虎口を通り、主郭に繋がっています。(写真左上) 主郭の規模は東西110m×南北40mほど(写真右上)、東・西縁側に虎口を区画した南北土塁が築かれています。でっ、東側の土塁上に立派な城址碑が建てられ(写真左)、また中央北縁に井戸祉と思われる窪地が見られます。(写真左下)
主郭からは北条城、安田城が遥か眼下に眺望でき、「北条攻め」の際 謙信がここを拠点としたことがよく理解できます。(写真右下) |
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主郭背後の八石山に繋がる稜線尾根は定番の堀切で断ち切られ、ここで善根城は完結します。(写真左上) |
おまけ 登山口の近くの不動の滝です。(写真左) 写真に対象物がないため小さく見えますが、高さは50mほどあります。 |
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