小滝のチョウクライロ舞
秋田県にかほ市(旧象潟町)象潟町小滝字奈曽沢(金峰神社境内)
 「延年チョウクライロ舞」は天安元(857)年、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が鳥海山に棲む悪鬼 「手長足長」を退治し、この際 円仁は五十三段の石段と土舞台を築き、神恩に感謝する舞を奉納したのが初源と伝えられます。「チョウクライロ」とは長寿を祈願する民俗芸能でよく演じられる「舞」のことで「長久生容」と記され、明治以前は鳥海修験者により、明治以降は金峰神社氏子有志により伝承されてきました。現在、「チョウクライロ舞」は小滝舞楽保存会により伝承され、毎年 金峰神社の例祭の際、境内の土舞台で執り行なわれています。演舞は最初に舞台を清める十二段宝頭の舞に始まり、その後 チョウクライロ七演目(九舎ノ舞ー荒金ノ舞ー小児ノ舞ー太平楽ノ舞ー祖父祖母ノ舞ー瓊矛(ぬぼこ)ノ舞ー閻浮(えんぶ)ノ舞)が披露されます。平成16(2004)年 国指定の重要無形民俗文化財に登録。(場所はココです)
 金峰神社本殿
天安元(857)年、慈覚大師 円仁が鳥海山の悪鬼 「手長足長」を退治した際、鳥海大権現と蔵王権現を奉じたのが初源と伝えられ、近世 「蔵王堂」と呼ばれる鳥海修験の中心地として信仰を集めていました。明治2(1869)年、「鳥海神社」に改名、大正2(1913)年 熊野神明社を合祀して「金峰神社」に改称。
 土舞台
金峰神社の境内にある「チョウクライロ舞」が演じられる舞台で、チョウクライロ山あるいは閻浮堤(えんぶだい)と呼ばれています。
 土舞台
演舞が始まる前、金峰神社から降りてきた御神輿・演者は土舞台の周囲を巡行します。
ー 動画 御宝頭の舞 ー
ー 動画 九舎(倶舎)の舞 ー
ー 動画 荒金の舞 ー
ー 動画 小児の舞 ー
ー 動画 太平楽の舞 ー
ー 動画 祖父祖母の舞 ー
ー 動画 瓊矛の舞 ー
ー 動画 閻浮の舞 ー