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五条丸館は和賀川下流域を見渡せる和賀川北岸の段丘縁(比高5m)に築かれた平城で、規模は東西160m×南北80mほど。内部は堀で区画された東・西の2郭からなるようです。このうち主郭に想定される西郭の規模は東西70m×南北50m、東郭が東西50m×南北60mほど。郭は土塁と堀(濠)で囲郭されていたと推測されますが、現在 土塁が確認できるのは西郭の西ー北側のみ。また西郭の西側に堀(濠)祉が見られ、段丘面に面した南側を除く三方は堀(濠)で区画されていたと推測されます。 |
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築城時期・築城主体・館主ともに不明。和賀川下流域の開発領主の居館か?。 |
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平城 |
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郭(平場)・土塁・堀祉 |
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場所はココです |
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路上駐車 |
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平成20(2008)年10月22日 |
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五条丸館は和賀川北岸の段丘上に築かれた平城で(写真左上)、南側は段丘崖で画されています。(写真右上) 内部は堀で区画された東西の2郭からなりますが(写真左・左下)、このうち東郭は宅地化により遺構は消滅しています。(写真右下) 館からは和賀川北岸の沖積平野を一望にできることから、在地の開発領主が水田開発の拠点として築いたものと推測されます。 |
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五条丸館の主郭に想定される西郭は東西70m×南北50mほど、現在 内部は耕作地になっています。(写真左上) でっ、内部の西ー北縁に高さ2mの土塁が残存しており、往時 周囲は土塁で囲まれていたと思われます。(写真右上) また土塁の外側に堀が想定されますが、明確に残存するのは西側のみ。(写真右) |
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