願成寺は会津盆地の北部、上三宮にある浄土宗寺院です(浄土宗多念義派の本山)。正式名称は「叶山 三寶院 願成寺」、一般的に「会津大仏の寺」として認知されています。創建は嘉禄3(1227)年、この地の地頭で鎌倉御家人 佐原義連が施主をつとめ、浄土宗の開祖 法然上人の高弟 隆寛律師を招いて開基されたと伝えられます。その後、願成寺は戦国期の戦乱により荒廃し、また慶長16(1611)年の「慶長三陸地震」で被災しましたが、会津松平家の庇護を受けて行誉上人により再興され、現在の山門、本堂、庫裏はこの頃、建造されたものと伝えられます。御本尊の木造阿弥陀如来は鎌倉期の作で寄木作り、左右の脇待は観音菩薩と勢至菩薩で、典型的な浄土宗の仏像配置になっています。御本尊の阿弥陀如来と両脇侍座像は国の重要文化財、山門と本堂、旧阿弥陀堂は福島県の重要文化財に指定されています。(場所はココです) |
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山門
元禄11(1698)年に再建された楼門形式の山門。 |
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