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唐松城は協和境地区の南西部、通称 唐松山と呼ばれる丘陵上に築かれた山城です。(写真左上ー東側からの遠景) でっ、東麓に「まほろば唐松 中世の館」があって、この脇から登山道が設けられています。(写真右上ー「まほろば唐松
中世の館」 写真左ー登り口・唐松神社元宮の鳥居) 登山道は東側斜面をジグザグに登り(写真左下)、麓から6−7分ほどで模擬冠木門に辿り着きます。(写真右下)
たぶんこのルートが大手筋だったのでしょう。 |
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冠木門のある部分は東側斜面を加工した段郭群の最下段に位置し、往時 ここに虎口が構えられていたのでしょう。(写真左上) でっ、段郭群は高さ1.5−2mの段で区画された5−6段の
ごくごく小規模な郭群。幅は最大7−8mほど。(写真右上ー段郭群の上段 写真右ー段郭群の下段方向) でっ、段郭群最上段の郭は東西10m×南北30mほど、主郭の南側下に位置し、石碑が建てられています。(写真左下) でっ、主郭間の稜線は小郭群に加工され(写真右下)、南側稜線は幅6−7m×深さ4−5mの堀で処理されています。 |
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(写真左上) 主郭への導線、小郭群の側面を通しています。 |
(写真右上) 南側の堀切 |
主郭(写真左) 規模は東西8−12m×南北25mほど、内部に唐松神社の「元宮」が祀られています。規模は小さく、物見砦だったのでしょう。でっ、主郭の西側は5−6m切り落として幅7−8mの腰郭に加工され(写真左下)、郭はさらに10条の連続畝堀で切り刻まれています。(写真右下) |
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(写真左上) 連続畝堀 |
主郭の北側稜線は幅6−7m×深さ4−5mの堀で断ち切られ唐松城を独立させています。(写真右上) でっ、堀底は最北端の連続竪堀に繋がっています。 |
主郭からは天正15(1587)年、安東勢と戸沢勢が対峙した唐松野方向が一望にできます。(写真右) とはいっても具体的な戦闘地もわかっていないようで
・・・・・、ま 〜〜〜 淀川をはさんで対峙していたのでしょう。 |
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