常 信 寺
愛媛県松山市祝谷東町
 正式名称は「祝谷山 常信寺」。宗派は天台宗、御本尊は阿弥陀如来。創建は持統天皇4(690)年、勅令により建立された法相宗の神宮寺が初源と伝えられます。その後の大同年間(806-810年)、神宮寺は真言宗に改宗され、寺号も弘真院に改められました。さらに天長6(829)年、弘真院はふたたび天台宗に改宗されました。寛永12(1635)年、松山に入封した松平(久松)河内守定行は松山城鎮護のため京の延暦寺、江戸の寛永寺の先例に倣って弘真院を現在地に移転し、寺号を常信寺に改め、住職として天海僧正の弟子 憲海上人を招いています。(場所はココです)
山門 
境内 
本堂 
松平定行の霊廟
松平河内守定行は徳川家康の異父弟 久松定勝の四男で、寛永12(1635)年 松山に入封しました。
<定行の戒名>
眞常院殿前侍従道賢勝山大居士
松平定政の霊廟
松平能登守定政は久松定勝の六男(定行の同母弟)で、三河国刈谷藩主でした。定政は慶安4(1651)年、無届で遁世落髪したため、所領没収され松山藩に預けられました。
<定行の戒名>
広禅院殿格岸不伯大居士