葛 川 館
秋田県大仙市(旧中仙町)豊岡館ノ内
立地・構造
 葛川館は仙北平野の北東部、小滝川右岸の平野部に築かれた平城らしいです。現在、館祉は宅地耕作地に改変され遺構等は残っておらず、規模・構造ともに不明。「館ノ内」の小字名が残るのみ。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。菅江真澄の『月の出羽路』「葛川村の条」「館間、同二戸。此村に古柵あり。いにしへ某居城といふ事さだかならずといへり」と記され、また「古柵ノ来歴の条」「此古城跡は白岩兵庫頭の分家と
のみ云ひて、其名は某といふ事をしらず。宝伝院は城主の菩提寺、花通谷は祈願所のよし。むかしは小城下にして、町屋跡に風呂屋宅地の跡なンド田畠の字に残りぬ」と記されています。館主は岩城主 白岩氏の一族あるいは家臣が居住していたと思われます。
歴史・沿革
葛川館 南西側からの遠景
メモ
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形態
平城
別名
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遺構
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場所
場所はコノヘンらしいです
駐車場
葛川部落会館の駐車場借用
訪城日
平成25(2013)年4月22日
葛川館は小滝川北岸の葛川館ノ内地区にあったようですが、遺構は完璧に消滅しています。管理人は周囲を徘徊しましたが ・・・・・、特に遺構は認められず。ま〜〜〜、小滝川を自然の濠とした平城だったと思われますが、地割にも痕跡は見られませんでした。(写真左上ー南西側からの遠景 写真右上ー北東側からの遠景)
秋田の中世を歩く