馬 場 館
青森県三戸郡南部町馬場
立地・構造
 馬場館は馬淵川と猿辺川に挟まれた段丘上(比高10−15m)に築かれた崖縁城で、北側は猿辺川に繋がる緩斜面、東側は馬淵川の断崖、南ー西側は人為的な堀で城域を区画していたと思われます。城の規模は東西150m×南北100mほど、主郭は土塁と堀で囲郭された典型的な方形館と推測され、また北ー西側に外郭が構えられていたようです。現在、内部は宅地化、開墾等により改変され、南側の堀祉が確認できるのみ。
 築城時期・築城主体ともに不明。伝承によると天正6(1578)年、南部信直が築き、家臣の馬場市右衛門が拠したと伝えられます。なお当館の南東3kmには南部本城 三戸城があることから、馬場館三戸城の北方を守備する外郭の砦として取り立てられたものと思われます。
歴史・沿革
馬場館 南側の堀祉?
 メモ
三戸城の外郭砦
 形態
崖縁城
 別名
 ・・・・・・・・・・
 遺構
堀祉?
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成20(2008)年10月2日
館内部は宅地化、開墾等で改変され、四周に巡らされていたと思われる土塁、堀は消滅しています。(写真左上) でっ、唯一 南側の車道沿いに堀祉と思われる形状が見られます。(写真右上) 堀の規模は幅5−6mほど、郭とは2−2.5mの段差で仕切られています。また城址標柱もここに建てられています。(写真左)
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