平 家 の 古 柵
秋田県大仙市(旧南外村)南外赤平後野
立地・構造
 平家古柵は仙北平野の中央西部、楢岡川右岸の北西方向に張り出した舌状台地先端(比高10m前後)に築かれた丘城で、段丘崖で区画された単郭構造の城館と思われます。規模は東西150m×南北220mほど、丘陵基部を幅20mの堀で分断し、現在 内部は耕作地になっています。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。菅江真澄の『月の出羽路』「平家の落人なンどのがれ住たりけむ」と記され、また『高橋社家文書』「ここに普代一家の侍
八嶋采女尉平氏也」と平家の落武者 八嶋氏が居住したと記されています。
歴史・沿革
平家の古柵 近景
メモ
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形態
丘城
別名
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遺構
郭(平場)・堀
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成16(2004)年11月13日 平成19(2007)年4月18日
平家古柵は赤平後野地区の低丘陵上に築かれた丘城です。(写真左上ー北側からの近景 写真右上ー西側からの近景) でっ、丘陵は出羽丘陵の末端に位置し、東・西側に幅広の沢が入り込んで自然の濠となっています。(写真左ー東側の沢) でっ、丘陵基部を断ち切った堀は幅20m×深さ5−6mほど、なにげなく覗いたら一部が貯水池になっていました。(写真左下・右下)
内部はほぼ100%水田になっています。規模は東西150m×南北220mほど、巨大です。でっ、写真左側の小丘(高さ2m)に稲荷社が祀られています。
 
秋田の中世を歩く