生 駒 陣 屋
秋田県にかほ市(旧仁賀保町)伊勢居地(いせいじ)字南野
立地・構造
 生駒陣屋は仁賀保平野の中央東部、内川右岸の平野部に築かれた近世陣屋です。規模は不明。(推測 70−80m四方ほどか?) 基本的に周囲を低めの土塁と濠(堰)で囲った方形陣屋と推測されます。

 万治2(1659)年、生駒壱岐守高俊の死去により家督を継いだ生駒左近高清(矢島藩主)は同年、高俊の遺言により次弟の俊明に伊勢居地二千石を分知して旗本 伊勢居地生駒家を創立しました。
そして伊勢居地生駒家が江戸定府だったため、伊勢居地に行政施設として生駒陣屋が構えられました。
歴史・沿革
生駒陣屋 北側の濠祉(堰)
メモ
旗本 伊勢居地生駒氏の陣屋
形態
近世陣屋
別名
・・・・・・・・・
遺構
郭(平場)・土塁・石垣?・濠祉?
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成28(2016)年5月29日
生駒陣屋は伊勢居地地区の中央部に位置する近世陣屋です。ということで伊勢居地集落を徘徊したところ、たぶんここがそれらしいです。でっ、現在 残存するものは北側に見られる土塁、石垣と濠祉と思われる用水堰。(写真左上・右上) あくまで在郷の代官施設ですから、それほど大規模なものではなかったのでしょう。土塁は藪がひどくハッキリしませんが、高さ3mくらいか?。でっ、東側にも藪に覆われた土塁が見られますが(写真右)、南ー西側の土塁は消滅しているようです。
南東側からの遠景 生駒神社