禅 林 寺
秋田県にかほ市(旧仁賀保町)院内字城前
 山根館の北西麓に創建された古刹。正式名称は「賀祥山 禅林寺」。宗派は曹洞宗、御本尊は釈迦如来。応徳2(1085)年以降、由利維安により開基された真言宗寺院 「迦葉庵」を前身とし、戦国初期頃 由利郡南部を勢力下に置いた「由利十二頭」 大井(仁賀保)氏の菩提寺に取り立てられました。境内に仁賀保氏の初代 大井伯耆守友挙と戦国末期の当主 仁賀保兵庫頭挙誠(きよしげ)の五輪塔、旗本 仁賀保右京家の墓碑が建てられています。(場所はココです)
山門 
桁行 三間×張間 一間、入母屋造りの瓦葺き。
本堂 
入母屋、平入造りの銅板葺き。
仁賀保友挙、挙誠の五輪塔
(左) 仁賀保家の初代 大井友挙の五輪塔、戒名「仙自院殿寿栄玄長大居士」
(右) 仁賀保家の七代 挙誠の五輪塔、戒名「正山本公大居士」
仁賀保右京家の墓所
左から仁賀保右京家(千石家) 十代 誠愨、九代 誠中、八代 誠意の墓碑
仁賀保右京家の墓碑
右から仁賀保右京家(千石家) 八代 誠意、九代 誠中、十代 誠愨の墓碑
仁賀保誠愨の墓碑 仁賀保誠中の墓碑 仁賀保誠意の墓碑
秋田の中世を歩く