小浜城は阿武隈川の支流 小浜川と移川によって形成された阿武隈丘陵の一小丘陵上(標高294m 比高60m)に築かれた平山城で、規模は東西700m×南北600mほど。城縄張りは頂部に構築された主郭を中心に北西ー南西ー東側に延びた稜線に展開され、各稜線は郭群に加工され 各郭間は堀で仕切られています。また北西ー南西側に馬蹄状に延びた稜線の谷戸が大手筋とされ、内部は数段の段郭群(「根小屋」か?)に加工され、西端部分に大手虎口が構えられていました。主郭の規模は東西100m×南北130mほど、内部から七棟の掘立柱建物祉が確認され、西側の二の郭、東側の東郭とともにまとまった平場になっています。小浜城は全体的に規模は大きく自然の要害地形を巧みに利用して構築 |

現地の推定復元図 |
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