円 成 寺 祉
静岡県伊豆の国市(旧韮山町)寺家
 元弘3(1333)年の鎌倉幕府瓦解後、最後の執権 北条高時の母 覚海円成(かくかい えんじょう)は北条一族の女性たちをともなって北条氏本貫の地 伊豆韮山に移り住みます。そして覚海円成は守山の北西麓、北条氏館があったとされる平場に北条一族の菩提を弔うため円成寺(尼寺)を創建したと伝えられます。その後 室町初期、円成寺は足利直義から所領の寄進を受け 足利幕府に庇護されていましたが、寛正元(1460)年 堀越公方 足利政知が御所としていた国清寺を古河公方 足利
現地説明板の画像
成氏に焼き払われたため、円成寺を接収して御所に取り立てたとされます。同地は守山の北西麓の谷戸に位置し、発掘調査からいくつかの建物祉とそれを区切る区画溝、池の跡が確認されているようです。(場所はココです)
史跡標柱 
内部 
北縁の溝
(堀?)
北縁の溝
(堀?)