成 福 寺
静岡県伊豆の国市(旧韮山町)四日町
 正式名称は「晴雲山 成福寺」、宗派は浄土真宗、御本尊は阿弥陀如来立像。成福寺の初源は伊豆国の在庁官人 北条時家(北条時政の父)が屋敷内に置いた持仏堂を前身とし、のちに北条氏が鎌倉に移ると持仏堂も鎌倉に移され北鎌倉に成福寺として創建されました。そして「元寇」後、浄土真宗の如信上人の弟子になっていた八代執権 北条時宗の三子 正宗が正応2(1289)年、時宗の死後 伊豆韮山に移り北条一族の菩提を弔うため成福寺を浄土真宗寺院として開基したと伝えられます。なお境内は北条時家、時政時代の北条氏館の内部にあたり、また中世の堀越御所に隣接(包括)していたようです。(場所はココです)
守山 
成福寺 
本堂 
北条時宗、正宗父子の墓所
左から時宗の宝篋印塔、時宗の正室 覚山尼の五輪塔、正宗の宝篋印塔
北条時宗、正宗父子の墓所
時宗の戒名 「法光寺殿道杲公大禅定門」
覚山尼の戒名 「潮音院殿覚山志道尼」
正宗の戒名 「成福寺殿釋正宗」
北条一族の墓所
北条一族の
供養碑