薄 井 新 城 館
秋田県横手市(旧雄物川町)雄物川町薄井字新城
立地・構造
 薄井新城館は横手盆地の中央西寄り、雄物川右岸の微高地(比高2−3m)に築かれた平城らしいです。現在、館祉は新城地区に包括され遺構が消滅しているため規模・構造ともに不明。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。一説に小野寺氏の支配下にあった村落領主 臼井氏が拠した居館とも。『奥羽永慶軍記』(客観的な史料でないため あまり使用したくないのですが ・・・・・)の「戸沢九郎盛安、沼舘を攻むるの事」の項に
天正14(1586)年、沼館城へ侵攻した角館城主 戸沢盛安が新城に居陣して旗を挙げさせ・・・・・、小出にて敗北の軍兵を集るに・・・・・」と記されていて、「阿気野の戦」の際 新城館に戸沢氏の陣が敷かれていたようです。
歴史・沿革
薄井新城館 北西側からの遠景
メモ
・・・・・・・・・
形態
平城
別名
新城
遺構
・・・・・・・・・
場所
場所はコノヘンらしいです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成25(2013)年6月14日
薄井新城館は雄物川の東岸、平野部の微高地に築かれた平城らしいです。(写真左上ー北西側からの遠景 写真右上ー北東側からの遠景) とは言っても館祉と想定される新城地区は周囲の水田より2−3mほど高い微高地になっているのみで 特に明確な遺構は見られません。でっ、内部は一般の民家宅地、耕作地になっていて(写真左・左下)、館祉をうかがい知れるのは「新城」という地名のみ。(写真右下)
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