大 披 館
秋田県大館市大披
立地・構造
 大披館は比内盆地の南西部、引欠川左岸の河岸段丘上(比高10m弱)に築かれた平山城らしいです。館の規模は推定 東西110m×南北50mほど、館は北側を段丘崖で、東ー南ー西側を堀で区画していたと推測され、内部は南北堀で仕切られた東西の2郭構造だったようです。現在、城址は宅地化により改変され、明瞭な遺構は消滅しています。
 築城時期・築城主体ともに不明。『郷村史略』「古館屋敷あり、武田太郎作と云者居せりと云 其子 兄を弥蔵、弟を掃部介といふ。其下人十人有りとそ・・・・・、今の屋敷割則古館也」と記され、館主と思われる武田氏は比内浅利氏の支配下にあった村落領主と推測されます。天文年間(1532−55年)の『浅利則頼侍分限帳』「武頭 独鈷村館在 武田作内」「御小姓 武田八弥」の名が見られます。
歴史・沿革
大披館 北側からの遠景
メモ
比内浅利氏の被官 武田氏の居館
形態
平山城
別名
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遺構
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場所
場所はコノヘンらしいです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成25(2013)年5月21日
大披館は引欠川南岸の河岸段丘上に築かれた平山城で、現在 城址の大部分は大披集落に包括されています。(写真左上) でっ、内部は南北堀で東西に分割された複郭構造になっていたようですが、宅地化により不明瞭、唯一 南限を仕切ったと思われる窪地が確認できるのみ。(写真右上)
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