釈 迦 内 館
秋田県大館市釈迦内字館
立地・構造
 釈迦内館は比内盆地の中央東部、乱川左岸の河岸段丘先端(比高10m弱)に築かれた丘城です。館の規模は東西130m×南北120mほど、北ー西側を段丘崖で画し、東ー南側を堀で仕切った単郭構造の方形館と推測され、基本的に村落領主の日常居館と思われます。現在、館祉内部を南北に国道7号が縦貫し、また周辺は宅地化により改変され、遺構等はわかりずらくなっています。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。『郷村史略』釈迦内村の条「古城
尺迦内の南ニあり母衣飾の御所と云、昔浅利家の女性居すと。麓に乱れ川あり、是津軽比内との古戦場なりとそ」と記され、比内浅利氏の女人が拠した館と伝えています。「津軽比内との古戦場」に関しては不詳。
歴史・沿革
釈迦内館 北西端に祀られる神明社
メモ
比内浅利氏の支城か?
形態
丘城
別名
・・・・・・・・・
遺構
郭(平場)・堀祉
場所
場所はココです
駐車場
神明社の駐車場借用
訪城日
平成25(2013)年6月9日
釈迦内館は大館市街地の北東部、釈迦内地区中央の高台に築かれた丘城です。(写真左上ー西側からの近景) 周囲との比高差は10m弱ほど、館の中央東寄りを国道7号が南北に縦断し遺構は破壊されています。(写真右上) また東側の堀も耕作地に改変され、埋められているようです。(写真左) 館内部の規模は東西130m×南北120mほど、内部は神社敷地、耕作地になっていて(写真左下)、北西隅に釈迦内神明社が祀られています。(写真右下)
秋田の中世を歩く