徳 源 寺
奈良県宇陀市(旧大宇陀町)大宇陀岩室
 正式名称は「長泉山 徳源寺」。宗派は臨済宗 大徳寺派、御本尊は釈迦如来。創建は寛永5(1628)年、大徳寺の百六十九世 仏海祖燈禅師(天祐紹杲(てんゆうしょうこう))の開山と伝えられ、同7(1630)年 織田信長の次男で大和宇陀藩主 織田内大臣信雄(常真)が京の北野邸で死去すると ここに葬られたと伝えられます。そして信雄のあとを継いだ五男の出雲守 高長は同9(1632)年、父 信雄の菩提を弔うため伽藍を整備して「長泉山 徳源寺」に改称したとされます。その後、元禄7(1694)年、四代藩主 出雲守信武が「宇陀崩れ」で自害したため、翌8(1695)年 信武の嫡子 壱岐守信休は丹波国柏原に転封となり、庇護者のいなくなった徳源寺は衰退しました。境内には宇陀藩 織田家四代の五輪塔が建てられています。(場所はココです)
参道 
本堂 
 
 
  
 
(写真右上) 本堂にある織田家の家紋 
(写真左) 境内にある供養塔