神 尾 町 館
秋田県仙北郡美郷町(旧千畑町)畑屋字神尾町
立地・構造
 神尾町館は仙北平野の南東部、丸子川左岸の平野部に築かれた平城らしいです。現在、館祉は一般の民家敷地、周囲は開墾され遺構等は残っておらず、規模・構造ともに不明。同地は扇状地形の扇端部に位置しており、湧水を利用した濠で囲った単郭の方形館と推測されます。

 築城時期は不明。築城主体・館主は神尾町氏とされます。神尾町氏は鎌倉末ー南北朝期頃、仙北郡に入部した伊豆狩野
氏の庶流と伝えられ、室町末期 二階堂(六郷)氏と婚姻関係を結んで「六郷衆」六郷城主 六郷氏、飯詰城主 久米氏、金沢城主 金沢氏等)の一翼を担い、「奥州仕置」天正18(1590)年)では独立した国人として二千六百六十一石の所領を安堵されています。史料上では『戸沢家譜』神尾町尾張守、神尾町豊前守、神尾町雅楽等の名が、また『奥羽永慶軍記』(客観的史料でないため、あまり使用したくないのですが ・・・・・)の「岩崎城攻めの事」に小野寺氏に加担した六郷勢の主力として神尾町内膳の名が見られます。
歴史・沿革
神尾町館 南側からの遠景
メモ
「六郷衆」 神尾町氏の居館
形態
平城
別名
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遺構
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場所
場所はココらしいです
駐車場
路上駐車
訪城日
令和3(2021)年4月21日
神尾町館は六郷市街地の北方1.5km、耕作地に囲まれた民家周辺に想定されますが、遺構等は残存しておらず場所は不明瞭なようです。(写真左上ー北西側からの近景 写真右上ー南側からの近景)