長 念 寺
山形県寒河江市丸内
 正式名称は「長岡山 長念寺」。宗派は真言宗智山派、御本尊は不動明王(本堂)、十一面観世音菩薩(観音堂)。創建は鎌倉初期、寒河江に入部した大江民部少輔親広が祈願所として建立したとも。なお南北朝末期の寒河江(大江)大蔵少輔時氏の代に寒河江氏は寒河江城を築いており、この際 長念寺は外郭として取り立てられ、後に寒河江城を拡張する際 三の郭の北側に組み込まれたものと思われます。(場所はココです)
本堂 
長岡観音 
長岡観音は貞観年間(859~877年)、弘法大師空海の高弟 真済(しんぜい)僧正が長岡山に御堂を建て、十一面観世音菩薩を安置したことを初源とします。そして観音堂は寒河江大江氏ー最上氏に保護され、明治初年の廃仏毀釈により廃寺となりましたが、その後 長念寺に移管されました。
寒河江大江氏歴代の墓標
寒河江大江氏の祖 大江広元から最後の当主 寒河江少輔太郎高基までの歴代当主の墓標。
寒河江大江氏歴代の墓標