小 松 川 御 番 所
秋田県横手市(旧山内村)山内小松川字小松川
 小松川御番所は慶安年間(1648-51年)頃、久保田佐竹藩が藩境の警備、通行税の徴収、脇街道の通行や交易の統制のため、南部藩との「境目」 領内小松川に設置した口留番所です。同地は中世より陸奥ー出羽を繋ぐ「白木峠越」の出羽側の谷口に位置し、中世の小野寺氏時代 「境目の城」として鎧倉館が構えられていました。御番所には御門(冠木門)が構えられ木柵が巡らされ、内部に制札を掲げる留物札場や御役屋が設けられていました。小松川御番所へは横手から四名の家士(給人、足軽各2名)が交代で番所に派遣され任務にあたったとされます。(常詰(じょうずめ)制) その後、寛政12(1800)年 番士は常詰制から常駐制(常番制)に改められ、小松川在住の郷士 高橋十郎左衛門が常番役に任ぜられ、高橋家が代々 常番役を世襲しました。明治2(1869)年、番所機能は廃止されました。(場所はココです)
小松川御番所祉
小松川御番所祉
小松川御番所祉
小松川御番所祉