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砂子館は仙北平野の中央東部、丸子川南岸の扇状地形扇端部(湧水地)に築かれた平城らしいです。現在、城址は宅地化・開墾等により改変され遺構は消滅し、規模・構造等は不明。「内城」、「外城」の小字名が残っていることから、二重濠で囲郭された複郭構造の城館(方形館か?)と推測されます。
築城時期・築城主体・館主ともに不明。菅江真澄の『月の出羽路』に「砂子館 古六軒今一戸、内城二戸むかしは城回にや、砂子 |
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館に城主ありし 物語あり ・・・・・」と記され、城の存在を示唆しています。場所は「六郷衆」と本堂氏領の「境目」に位置することから、「六郷衆」の「境目の城」と推測されます。 |
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「六郷衆」の「境目の城」か? |
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平城 |
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場所はコノヘンらしいです |
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路上駐車 |
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平成20(2008)年8月17日 |
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城址は現在、宅地化・耕作地になっていて遺構等はありません。なお北方2.5kmに本堂氏の本城 本堂城が、南西3kmに六郷氏の本城 六郷城があり、丸子川を挟んで北が本堂領、南が六郷領になっていることから、砂館は六郷側の「境目の城」と推測されています。(写真左ー東側からの遠景 写真左下ー南西側からの遠景 写真右下ー西側からの近景) |
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