中 ノ 沢 観 音 堂
福島県南会津郡下郷町中妻字観音前
 「中ノ沢 観音堂」は大同年間(806−810年)、法相宗の僧 徳一菩薩により開基されたと伝えられ、鎌倉末ー南北朝期に建立されたと推測されています。観音堂は寄棟造の銅板葺き、桁行 三間×梁間 三間の阿弥陀堂様式。御本尊の聖観音立像は平安期の作、脇侍の不動明王立像は嘉慶2(1388)年の作とされます。また観音堂の基礎部分と御本尊に火事の痕跡が見られることから、平安期に建てられた御堂が火事で焼失し、後に再建されたものと推測されています。昭和35(1960)年、室町期の純粋な和様建築物として貴重な遺構として国の重要文化財に指定。(場所はココです)
ー 中ノ沢観音堂の御詠歌 ー
「中つまと 尋ね来ぬれば 中之沢 我が世の中の ちかいたのもし」
観音堂 
観音堂 
観音堂