修 善 寺
静岡県伊豆市(旧修善寺町)修善寺
 正式名称は「福地山 修禅萬安禅寺」。宗派は曹洞宗、御本尊は木造大日如来坐像。開山は大同2(807)年、弘法大師空海により真言宗寺院として創建されたと伝えられ、平安中期に編纂された『延喜式』(927年に完成した「律令」の施行細則)には「伊豆国禅院一千束」と記された大伽藍でした。建長年間(1249-56年)、南宋の僧 蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が入山して臨済宗に改宗。康安元(正平16 1361)年、鎌倉公方 足利基氏と関東管領 畠山左京大夫国清の戦役により被害を受け、応永9(1409)年 火災により焼失。その後、15世紀末頃 韮山城主 北条早雲が隆渓繁紹(りゅうけいはんじょう)を招いて曹洞宗寺院として再興しました。なお寺宝になっている『宋版放光般若経 巻ニ十三』の巻末欄外に「為征夷大将軍左金吾督源頼家菩提 尼置之」の墨書があり北条政子の直筆とされます。(場所はココです)
参道 
山門 
境内 
本堂 
本堂 
本堂の扁額 
独鈷の湯