小 森 館
秋田県北秋田市(旧鷹巣町)小森
立地・構造
 小森館は鷹ノ巣盆地の南東部、小森川と小猿部川に挟まれ、北西方向に延びた低丘陵先端(比高10m)に築かれた丘城です。城の規模は東西250m×南北70mほど、東側の丘陵続きを堀で断ち切って城域を区画していたと思われます。内部は複数の郭になっていたと思われますが不詳。同地は米代川南岸の沖積平野を一望にできることから、開発領主の拠点として築かれた日常居館と思われます。現在、館内部の
大部分は耕作地になっていて、西端に小森八幡が祀られています。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。比内浅利氏の支配下にあった村落領主の居館と推測されます。『佐竹義成君略伝』によると慶長8(1603)年、「比内郡小森村に浅利氏の残党蜂起して頗る騒擾し云々」と佐竹氏の秋田入部に反対する一揆が起こっています。
歴史・沿革
小森館 南西側からの遠景
メモ
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形態
丘城
別名
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遺構
郭(平場)
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車(空地あり)
訪城日
平成25(2013)年5月12日
小森館は小森地区北側の低丘陵上に築かれた丘城です。(写真左上ー北東側からの遠景 写真右上ー南西側からの遠景) でっ、館のある丘陵は南東から北西方向に張り出したもので、北ー西ー南側は高さ10m前後の段丘崖になっています。(写真左ー北側の崖 写真左下ー南側の崖) でっ、丘陵続きになっている東側稜線は堀で断ち切っていたと思われ、現在 車道になっています。(写真右下)
本郭の規模は東西250m×南北60−70mほど、大部分が耕作地になっていて(写真左上)、西端に小森八幡が祀られています。(写真右上) 比較的 規模が大きいため、もしかしたら複数の郭に分割されていたのかも。(痕跡は見られませんが ・・・・・)
秋田の中世を歩く