森 将 軍 塚 古 墳
長野県千曲市屋代 
 森将軍塚古墳は長野県千曲市の大穴山山頂(比高130m)に構築された前方後円墳です。構築時期は古墳時代前期の4世紀末頃、古代科野の首長の墳墓として築かれたものと推測されています。墳丘の規模は全長約100m、前方部は幅30m×長さ40m・高さ4m、後円部は径45m×高さ4mほど。後円部の中央に幅9m×長さ15m×深さ3mの穴が掘られ、内部に墓壙と呼ばれる二重の石垣で囲まれた幅2m×長さ7.5m×高さ2.5mの石室が納められています。(東日本で確認された石室のなかで最大規模) 石室内部は後世の乱掘により副葬品のほとんどが散逸していますが、三面縁神獣鏡や円筒埴輪、壺形埴輪、朝顔形埴輪、異形埴輪、家形埴輪等の土器類、刀槍類、勾玉、碧玉等が出土しています。また墳丘の周囲からは5−7世紀頃の小墳群が出土しています。昭和46(1971)年、国の史跡に指定。平成19(2007)年、周辺にある有明山将軍塚古墳、倉科将軍塚古墳、土口将軍塚古墳が国史に追加指定され、4つの前方後円墳の総称として「埴科古墳群」と呼ばれています。(場所はココです)
遺跡全景
 後円部
前方部
 前方部下の小墳群
 三号墳の石室
 屋代城址
 科野村 竪穴式住居
 科野村 竪穴式住居
 科野村の高床式住居(推定復元)