西 福 寺
新潟県魚沼市(旧小出町)大浦
 西福寺は天文年間(1532−55年)、芳室祖春(ほうしつそしゅん)により創建された曹洞宗寺院で、正式名称は「赤城山 西福寺」。御本尊は鎌倉期の作と伝えられる阿弥陀如来三尊像、本堂内部に石川雲蝶、狩野松州など江戸期の名匠による彫刻絵画が施されています。(場所はココです)
 本堂
享和2(1802)年、当時の住職 禅翁実参(ぜんのうじつせん)により再建されたもの。本堂内部の襖絵は石川雲蝶、狩野松州のものと伝えられます。
 赤門
西福寺の第一山門。一説には坂戸城の城門のひとつとも。
 白門
安政5(1857)年に建立された西福寺の第二山門(仁王門)。
 鐘楼
建立は嘉永3(1850)年。梵鐘は三十三体の観音像を著したもので、戦時中は「勅許」の銘があったため供出除外だったそうです。
 開山堂
嘉永5(1852)年に竣工、安政4(1857)年に完成した当山開山の芳室祖春と曹洞宗の開祖 道元禅師を祀った御堂。建築様式は鎌倉期の禅宗仏殿構造、屋根は茅葺き二重層で上層部は入母屋造り。内部には江戸末期の名匠 石川雲蝶の彫刻絵画が施されています。別名 「越後日光開山堂」