田　倉　館 秋田県山本郡三種町（旧山本町）豊岡字田倉館 立地・構造 　田倉館は八郎潟の北東岸、東から西方向に張り出した丘陵上（比高１５−２０ｍ）に築かれた平山城で、東側の丘陵続きを堀で遮断して館を独立させていたと思われます。館の規模は推定 東西６００ｍ×南北４００ｍほど、堀で分断された東西の２郭構造だったようです。主郭が想定される西側の郭は東西１００ｍ×南北１６０ｍほど、北、 南側を東側の郭から延びた痩尾根で囲う特殊な形態だったようです。同地は八郎潟に面した沖積平野を望む高所に位置します。現在、館祉は耕作地に開墾されています。 　築城時期・築城主体・館主ともに不明、「田倉館」の地名が残るのみ。 歴史・沿革 田倉館　南西側からの遠景 メモ ・・・・・・・・・ 形態 平山城 別名 ・・・・・・・・・・ 遺構 平場 場所 場所はココです 駐車場 路上駐車 訪城日 平成２６（２０１４）年５月２３日 田倉館は豊岡地区から西方向に半島状に張り出した段丘を利用して築かれた平山城で（写真左上ー南西側からの遠景）、高さ１５−２０ｍの段丘崖をなぞる様に館の北ー西側に金光寺川が流れています。（写真右上） でっ、管理人は南側の段丘縁に敷設された農道から田倉館にアプローチしました。（写真左） 内部は７０年代に開墾され耕作地になっていて、開墾時 土師器や須恵器、鉄滓が出土したようです。（写真左下ー東側の平場） でっ、管理人は西側の平場へ向かったのですが ・・・・・、藪が酷いうえに入り込む隙間がなく、あえなく断念。（写真右下ー西側の平場方向）