大 館
秋田県由利本荘市(旧矢島町)矢島町川辺字大館
立地・構造
 大館は矢島盆地の北西部、子吉川左岸の南から北方向に張り出した稜線先端(比高60m)に築かれた山城です。規模は東西250m×南北300mほど、城は南側稜線を堀で遮断した単郭構造の城館と推測されます。主郭の規模は東西230m×南北300mほど、現在 館祉は耕作地に改変されていますが、南縁に幅広の土塁が築かれ、外側に堀が見られます。同地は矢島平野を一望にできるとともに子吉川を扼する高所に位置します。なお周囲には「上の
平」「下横道」「城内」「大館下」などの地名が残っています。

 築城時期、築城主体、館主ともに不明。
歴史・沿革
大館 南側の土塁
メモ
・・・・・・・・・
形態
山城
別名
城内館
遺構
郭(平場)・土塁・堀・虎口?
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
令和4(2022)年4月28日
大館は矢島盆地の北西部、子吉川左岸の丘陵上に築かれた山城です。(写真左上ー北東側からの遠景 写真右上ー東側からの遠景) でっ、館へは北西麓から農道が敷設され、道なりに進むと右側に農業施設が現れます。(写真左) でっ、農業施設と主郭間に堀らしき窪地が見られ(写真左下)、窪地と主郭の高低差は2−3mほど。(写真右下)
大館の土塁
主郭の規模は東西230m×南北300mほど、現在は耕作地に改変されています。(写真左上) でっ、南縁に天幅2m×高さ1mの土塁が築かれ(写真右上)、外側は堀で遮断されています。(写真右) 堀の規模は幅10m×深さ4−5mほど、南東部が二重堀に分岐し(写真左下)、内堀に繋がるように虎口が設けられています。(写真右下)
大館の堀
内堀  外堀